hannesfritz.com経歴
背景
Hannes & Fritzは、2019年にドイツ・スイス出身のデュオ、ヨハネス・ブロイアーとフリッツ・グレーバーが設立したデザインスタジオです。二人はスイス・ローザンヌのECAL(スイス連邦工科大学ローザンヌ校のデザイン・芸術大学)の修士課程で出会いました。協働は友情と料理への愛から始まり、友人のディナーパーティー用にベンチを急いで作ったという、即興的なデザインプロジェクトから本格的に育っていきました。二人は複数の都市を拠点に活動しており、そのことがアイデアを熟成させる時間と空間をもたらしています。
シグネチャースタイル
Hannes & Fritzは、各プロジェクトを反復的な試行と進化のプロセスを通じて展開します。通常、既存の原型的なフォルムから出発し、抑制的でありながら意図的なデザイン介入によって現代の環境に合わせてアップデートします。彼らの仕事は、素材と製造技術への深い敬意に基づいており、物理的・視覚的な特性を通じて本質的な長寿命を備えたオブジェクトを生み出します。二人はそれぞれのプロジェクトの素材に実際に手を触れながら時間を共に過ごし、新たなデザインの解決策を明らかにする1:1のプロトタイプを制作します。フリッツはより動的で表現力豊かなデザイン言語を好み、ハンネスはより直線的なアプローチをとります。
代表作
- Bench Two(2018年):標準的な3mの生の松材一本から作られた二人掛けのベンチ。木材を無駄なく、ネジを使わずにすべて使用。限定版16点をスイスで製作し、後にHAYのWeekdayコレクションへと発展
- INN Chair(2019年)Girsberger社向け:非対称性を用いた日常使いの椅子。2022年からは左右対称でスタッキング可能なバージョンも提供
- PACO Chair(2021年):アルミニウムパイプとCNCフライス加工された無垢のオーク材によるスタッキング可能なダイニングチェア。個人顧客からの依頼により制作
- FLEX Chair(2021年):手作業による1:1プロトタイプから発展し、New Works社のMayコレクションへと展開
- Weekday(2023年)HAY向け:無垢の松材によるアウトドア用のベンチ、テーブル、クッション。2023年のサローネ・デル・モービレ期間中に、限定版のEND. x HAY Weekday Benchのカラーバリエーションを発表
- May(2023年)New Works向け、2025年にベンチとビストロテーブルで拡張
- Hongkong(2024年)Vero向け:スツール、チェア、ベンチ、テーブルからなるステンレススチールのコレクション。イタリア製
- HAUS Toolbox(2025年)Normann Copenhagen向け:粉体塗装スチール製の収納ピースで、木製のハンドルを備える
レガシー
PACO Chairは、2021年ケルン国際家具見本市imm cologneのPure Talents Contestでノミネートされました。2026年6月、スタジオはコペンハーゲンで開催された3daysofdesignの期間中、デンマークのスイス大使館で展覧会「Seeking Sails」を企画・キュレーションしました。スイスから6名、デンマークから6名、計12名のデザイナーが、再利用された帆布を用いてオブジェクトをデザインしました。スタジオは同じ会場とイベントのために「Galerie Geberit」も制作しています。



