コレクションストーリー

起源

トーネットの曲木の名作は、マイケル・トーネットが木材を曲げる実験から生まれました。その実験は1830年代にボッパルトで、接着剤で貼り合わせた薄板を煮て曲げる方法として始まりました(「ボッパルトの椅子」)。湿気に弱い接着剤のため、こうした椅子は海上輸送ができませんでした。そこでトーネットは無垢材に切り替え、曲げ加工を一から作り直しました。1856年、オーストリア政府はトーネット兄弟に、蒸気や煮沸した液体で曲げた木材によるアームチェアとテーブルの脚を製造する権利を与えました。そして1859年、現在214として知られるNo. 14の椅子が誕生しました。

デザインの特徴

この製法は現在もトーネットで同じ方法で行われています。旋盤で成形したブナの丸棒を蒸気釜で柔らかくし、引張力を受け止めるために金属バンドを取り付け、二人がかりで曲げ型に押し当てます。接着接合はネジ接合に置き換えられ、座面以外のすべての部品は一体のブナ材の曲木になり、安定性を高めるためにフットリングが追加されました。丸棒の断面は荷重に合わせて設計されているため、家具は軽量でありながら安定しており、規格化された部品で組み立てられ、平らに梱包して出荷されます。

代表作

  • 214 コーヒーハウスチェア(マイケル・トーネット、1859年)とそのバリエーション214 M、214 P、215 R
  • 209 アームチェア(Gebrüder Thonet、1900年)。ル・コルビュジエが高く評価した椅子
  • 204 RH / 214 RH 曲木のバースツールおよびスツール
  • 2002/C002 曲木のソファとアームチェア

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