Wooden Chair
マルク・ニューソンによる1992年のラウンジチェア。蒸気で曲げた無垢のビーチ材の板を、ひと続きのなめらかな曲線で仕上げた一脚。
820 × 700 × 1030 mm
Source: spec sheet PDF — MN_30 (single model) — published as W 82 × D 103 × H 70 cm
1992
Italy
概要
概要
マルク・ニューソンがCappellini(カッペリーニ)のために手がけたWooden Chair(1992年)は、木材の加工の限界に挑みたいという思いから生まれました。Cappelliniはこの作品を、現代的で革新的な座具であると同時に、温もりがあり心地よく、なめらかで連続的、ほぼ有機的な構造をもつものと説明しています。
構造
本体はオイル仕上げの天然無垢ビーチ材で作られています。ビーチ材の板は熱い蒸気で曲げて二重のカーブを形成し、水平の補強材で支えられています。補強材は両端に2本、座面部分に3本あり、いずれも見えるビスで固定されています。
仕様
- 寸法: W 82 x D 103 x H 70 cm、座面高 36 cm(モデル MN_30)
- 構造: 曲げ加工された天然ビーチ材(心材)、オイル仕上げ
- 使用環境: 屋内
- 原産国: イタリア製
ストーリー
木材の限界に挑む
Cappelliniは、Wooden Chairを大胆な実験精神の成功例として紹介しています。マルク・ニューソンは、無垢材がどこまで加工できるのかを確かめたいと考えました。チェアは、フレームに座面を載せた構造ではなく、蒸気で曲げたビーチ材の板が一本のつながったリボンのように、背もたれから座面、そして床に接する脚部までループを描く形になっています。
量産された初期のニューソン作品
Cappelliniによると、Wooden Chairは、Orgone Lounge and Tableと並び、マルク・ニューソンが初めて量産化したデザインの一つです。カタログでは、Embryo ChairやFelt Chairといった代表作と並んで掲載されており、それらと同じ柔らかく有機的な表現を、天然木へと置き換えたものとなっています。





