コレクションストーリー
起源
Vitraのコレクションページによると、ジャン・プルーヴェの椅子がこの会社と彼の作品との関わりの始まりであり、彼の遺族との協働は二十年以上を経た今も続いているとされています。Vitraのブローシャーでは、それは1980年代初頭のパリ訪問に遡り、現在は名誉会長を務めるロルフ・フェルバウムが、1954年製のヴィンテージ「アントニー・チェア」を購入したことがきっかけだとしています。以来、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムは、ブローシャーによれば、プルーヴェの家具とオブジェに関する最も充実した美術館コレクションを築き上げてきました。1999年10月にプルーヴェ家とVitraの間で行われた協議を経て、Vitraに家具を製作する権利を与える合意が成立し、2000年から、デザイナーの末娘であるカトリーヌ・プルーヴェとの緊密な協議のもと、製作が始まりました。

デザインの言語
Vitraによれば、プルーヴェは「素材の本質」を信条としていました。錆の危険がある部分のみを塗装し、木材やアルミニウムは可能な限り無処理のまま残すというものです。Vitraは、プルーヴェは防錆のためだけでなく、色彩が家具に独特の雰囲気を与えうることも理解していたと付け加えています。Vitraはこの考えを発展させ、オリジナルのプルーヴェカラーを加えました。ディープブラック、日本の赤、そしてブラン・コロンブに加え、グリ・ヴェルメール、ブルー・ディナスティ、ブレ・ヴェール、ブルー・マルクールが加わり、さらにクリアな保護仕上げを施した無塗装スチールのメタル・ブリュット仕様もあります。Vitraのマガジンによれば、各色は着想源にちなんで名付けられています。ブレ・ヴェールは若い小麦、ブラン・コロンブは鳩の羽根、ブルー・ディナスティは明の磁器に用いられた酸化コバルトが由来です。さらに、ブルー・マルクールはプルーヴェ自身のパレットに属する色ではなく、アトリエ・ジャン・プルーヴェの重要な顧客の色だったと説明されています。
主要アイテム
ページの製品概要には24点のアイテムが挙げられています。Standard SPとChaise Tout Boisを含むStandardファミリー、固定式と回転式の2種があるFauteuil Direction、Cité、Fauteuil de Salon、複数のスツール、Guéridonテーブル、Table S.A.M. Bois、EM Table、Trapèze、Compas Direction、Rayonnage Muralの壁面棚、照明器具および壁付け器具、そして2点のミニチュアです。ブローシャーで最も古い年代は、Citéとランプ・ド・ビュロー(Lampe de Bureau)の1930年です。Compas Directionは1953年、Trapèzeは1950/1954年とされています。Vitraは、あまり知られていないデザインを多数紹介するとしており、ブローシャーによればプルーヴェの時代には一度も製作されなかったというTabouret Métalliqueは、今回初めてVitraにより製造されています。

